ようやく取得できた、米国永住権

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労働許可証がおりて、永住権の申請、そして、永住権がおりてくるまでは、あっという間でした。永住権の申請は、2000年の9月にシンディさんの事務所が行い、翌年4月には、永住権書類審査の合格通知が送られてきました。

 そして、約3週間後に面接がありました。当時、私は沖縄にいたので、沖縄領事館に行きました。面接といっても、かなり適当なもので、駅の切符売り場のようなところで、窓ごしに面接官が来て、私に質問してくるというものでした。

●アメリカに行ったら、どんな仕事をするのか?
●今、どこで、どんな仕事をしているのか?

 大まかに言って、この2点でした。これらの質問に対する答えは、もちろん、申請した書類に書いてあるのですが、面接官は、私が本当に書類上に書いてある ことと違う答えをしないか、確かめなければならないのです。 アメリカに移住しようとしてる人の大部分が、うそをついてでも移住をしたがるので、悪質な移 民を規制する方向に転換してきているアメリカ政府は、この点は慎重に行わなければなりません。

 そして、その場ですぐに、仮の永住権ビザの書面を受け取りました。

米国永住権

 私が、夢にまで見た、待ちに待った、憧れの永住権です。

 しかし、1995年の夏に、ロサンゼルスに単身で就職活動をして、スポンサーを見つけ、シンディさんの事務所を通して永住権を申請してと、バリバリ自分 の全く知らない世界に足を踏み入れ、意気込んでいた当初に比べ、あれから、ほぼ5年近くが経とうとしていたので、なんだかあまり、その喜びを実感しきれま せんでした。5年という月日は、本当に私にとって長かったのです。

 「まだか。まだか。」と首を長くして待っていた2,3年前は、弁護士事務所から何の連絡もありませんでした。それが、カナダから帰国して、「もう1度、 沖縄でやり直そう。まずは今できることをして、沖縄にいる今の自分を幸せにしよう」と、腹をくくって暮らし始め、実際に楽しくなってきたとたんに、な がーーいほど待った永住権がおりてきたのです。

ビジネス英語 福岡

 余談ですが、「何か目標を達成したい。」と思ったら、「絶対、こうならなければだめだ。」と自分に言い聞かせるよりも、「できたらいいな。」くらいの気 持ちで望むほうが、運がめぐってくるような気がします。そして、運がめぐってこなかったときは、「次にできたらいいや。」「いつかできたらいいな。」と軽 くとらえつつも、思いを切らさない粘り強さが、夢をかなえるには必要ではないでしょうか。

使える英語コーナー
What do you do?
(お仕事は何ですか?)
 米国領事館の面接官に聞かれた質問です。直訳したら、「あなたは、何をしますか?」となります。しかしあくまでも、仕事は何か、という意味でしか使われないので、このまま覚えてしまいましょう。